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2015-12-09 「wishful thinking」の訳

「the Pacific Ocean」を「太平洋」と翻訳したのは福沢諭吉(の筈)である。
「economy」を「経済」と翻訳したのも福沢諭吉だと思った。西周だったかも。
「太平洋」は英語の「レッド」を日本にもある「赤」と訳す様なものだから困難はないが、
「経済」という概念の場合はそれに相当する言葉がないから一から創造しなければならない。

「エコミノー」とはお金の流れのことだから、血流に準えて「金流」でも良かったのである。
それを「経世済民」から「経済」としたのである。
「日本金流新聞」というより、「日本経済新聞」と呼ぶ方がカッコいいことは確かである。
「金流」と呼んだら俗世の現実のままだが、「経済」というと高邁な思想を内包するのである。

「経済」なら、お金は自分のためにではなく、人のために遣うものだという核心を突いている。
「wishful thinking」を「媚中」と訳したのは青雲和尚だろう。
いや、客か。「媚中」に「wishful thinking」という英語を当てたのである。
それで庵主は「媚中」の意味の核心を理解したのだから。

「お酒」を、英語で「SAKE」と表記すると「シェーク(攪拌)」と誤解されるので別の
訳語を造った方がいいという論があったが、幸い、英語でも「サケ」で通じるのである。
うまいそれは「サケ」で、まずいお酒は「シェーク」でいいのかもしれないが。
若いお酒やまずいお酒は良く振ってから呑むとうまく感じるという説もあるのである。
by munojiya | 2015-12-09 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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