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2015-12-31 見極められますか

見た目は同じようなお酒である。
だから、どっちを呑んでも大して変わりはないのである。
実用上は。
しかし、その二つのお酒は、一つは純米酒であり、もう一つはアル添酒なのである。

内質は全然異なっているという事は良くある。鰹節の本枯節と荒節、高い塗箸と安い塗等々。
同じ言葉でもその依ってくる所が異なることがある。
仮に同じ言葉で、慰安婦問題に関する批判をするにせよ国を壊したい意識で、それを言って
いるのか、憂国の意識で言っているのか、冷静に見極めたいと思います。
』(典拠)。

さあ、その言葉がどっちなのか見極められますか。
庵主には、お酒同様、その言葉だけでは見分けられないのである。
発言者の日頃の言動〈ふるまい〉と照らし合わせないと判らないのである。
お酒も、そのお酒を造っているのが誰なのかという事を見ないと判らないのである。

純米酒と称して、醸造アルコールを混ぜたお酒を売っている蔵元もあるのである。
新酒と称して、古酒を混ぜて売っている場合もあるらしい。
そのお酒だけを呑んだだけではその正体は判らないことが少なくない。
日頃の信用が事を決するのである。堅気な生き方とはその信用を養う生き方をいうのである。
by munojiya | 2015-12-31 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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