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2016-03-26 悲しくなるほどおいしい神戸牛

うまいの究極表現は「悲しい」だというのだ。
神戸牛のステーキのうまさをレポートする外国人の映像である
そのうまさを口にした時に自然に心の内に浮かんできた言葉がそれだったというのである。
悲しいまでにおいしかった、というのだ。

英語では、悲しいという言葉に、そういう感情があったのかと感心したのである。
美味しすぎたからって、彼女、泣いてるの?』(同米)。うまいの究極は感動の極致なのか。
至上最高の神戸牛を食べたら……とろけた!
初めての日本への旅、そして神戸に行って、なんと、なんと神戸牛を食べたよ!

神戸牛はアメリカやヨーロッパにはほとんど輸出していないから
その味はみんな知らないでしょ!?
だ・か・ら、どれほど美味しかったか実況中継するね!
』(同)。
『シェフがカットしているところを見ていると、高揚感あるね』(同米)。うまいとは高揚感か。

お酒の場合は、うまいの究極表現は「ありがたい」である。言葉を越えて心に浮かぶ感情だ。
なにも考えることなしに自然に心の内から沸き起こってくる思いがそれなのである。
こんなうまいお酒が呑めることはなんて有り難いことかという思いである。
その時のお酒は、すでに致酔飲料ではなく、日本人の美意識の精華なのである。
by munojiya | 2016-03-26 00:02 | 余外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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