2016-04-09 「春はSA-RA SA-RA」
庵主もそうなのである。
そもそも、それが長山洋子のデビュー曲だということを全然知らなかったのである。
歌の全貌は、カバーだけれども、こちらの方がよくわかる。歌の雰囲気がよくカバーされている。
劇場で、この歌がスクリーンいっぱいに流れた時は、一瞬、最近の歌なのかと思ったものだ。
ドラムで始まる出だしの音(サウンド)のツカミとストリングスのうねるようなメロディーに
あっという間に心が吸い込まれて、目眩を感じたのである。な、なんだ、これは。
スペイン映画だというのに、主題歌が日本語の歌なのだから。意表を衝かれたからである。
しかも、日本語なのに、歌詞の二行目が庵主にはまったく聞き取れなかったのである。
「♪ あー桜並木で風が」に続く次の部分が聞き取れないのである。
「ナントカそうな夕暮れ」のナントカは、なんといっているのだろうか。
映画はミステリー仕立てだが、歌詞もミステリーなのだ。この場合はマジカルというべきか。
国産の歌なのかと思ったら、作詩作曲とも外国人のもので、歌詞は竜真知子が訳したという。
こういう魅力的な歌が昔からあったのに、庵主は巡りあえなかったのだ。今、出会ったが。
うまいお酒がある。それも亦昔からあるのだけれど、運の悪い人はそういうお酒と巡りあう事
ができないのである。うまいお酒と出会えた人はそれだけでも恵まれているのである。
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太田裕美の「しあわせ未満」の歌詞に何と言っているのか判らない部分があった。
『♪ ついているやつ いないやつ 男はいつも二通り』の次の部分が聞き取れないのだ。
歌詞を確かめて、その「はにかみ、やっさん」が「はにかみ屋さん」だと分かったのである。
キャンディーズの「わな」では『♪ 抱きしめてキスしてくれる でも、あいつは』に続く
歌詞が何度聴いても「シープシッター」としか聞こえない。意味が分からないのである。
ベビーシッターというから、同様にシープシッターという言葉があるのか。
歌詞を調べたら「しくじった」だった。それを「しーくじったー」と唄っていたのである。
話は突然変わって、これを聴かなきゃ。
松村和子のこの歌を。
『you tubeに上がってる物での比較なんですが、たぶんスタジオ録音、のものより
ステージのテレビ音声の方が更に良く聞こえる不思議な歌手です、
広い空間へ抜けていく爽快感があります
黛ジュンさんもそうなんですが、
この動画の松村さんは音を束ねたような圧力と突き抜け広がる爽快感どちらも感じる』
(同前米)。そして、齢をとってから唄っても歌が崩れていないのが凄いのだ。