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2016-06-23 黒糖焼酎 「黒悪魔」の正体

「黒悪魔」という黒糖焼酎があるらしい
この黒糖焼酎は、当店でしか手に入らない希少品だというのが宣伝文句である。
値段を見ると四合瓶で2700円(税込)とある。
庵主の中では、ワインと焼酎は四合瓶で千円以下というのが常識なのでそれは高級品である。

度数が、25度でなく、30度になっているから、販売政策的にはそんなものかもしれない。
売政策というのは、イメージ代の上乗せのことである。
高そうに見えるように造って、そのイメージの分だけ値段を高くするのである。
良く言えば、呑み手により高い満足感を与えるためである。

醒めた視線で言えば、「俺は、中身の酒しか呑まないから、瓶の美醜はどうでもいい」という
ことになる。しかし、食べ物は、飲物もであるが、見掛けの美しさも大切なのである。
韓国料理や、沖縄料理は、不味くはないのだが、見た目が良くないものが多いので、
二の足を踏むのである。一方、豚カツ、天麩羅、握り寿司のなんと簡素で見た目の爽やかな事。

で、そのプレミアム黒糖焼酎は、どこで造っているのかとその宣伝サイトを最後まで読んだ
のだけれど、蔵元の名前が見つけられなかったのである。小さく、西平本家だと書いてあった。
アマゾンの書籍の広告がそれである。肝心な、版元の名前が最初に出てこないのである。
お酒も本も、どうやって造ったかよりも、誰が造ったかが肝心なのである。
by munojiya | 2016-06-23 00:05 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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