2016-07-11 本物と贋物、即ち詐欺になる寸前の限界
まず、本物の写真はこれである。
そして、贋物とされている写真はこれである。
両者を同一と認識できるか、ということである。
二本のお酒を用意していただきたい。
一つは純米酒である。
もう一つはアル添酒(アルコール添加酒)である。
純米酒とアル添酒はラベルの表示で確かめることができる。
原材料が「米・米麹」だけのお酒は純米酒である。米だけで造ったお酒である。
原材料に米と米麹に加えて「醸造アルコール」が使われているのがアル添酒である。
その二本を飲み比べてその違いが認識できるか、ということである。
庵主の場合は、自信をもって断言できるのである。「違いが認識できない」と。
認識できないのなら、同じものだとしても全然差し支えないのではないか、という人もいる。
いや、アル添酒はお酒としては認められないという人もいる。
両者は両立しないから、どっちの立場に立つかを決断しなければならなのである。
さつきのポスターとアル添酒は偽物(偽は人を騙すためのニセモノ)と言えるか、である。
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さつきのポスターは、きれいなお姉さんが好きな有権者に夢をもたせるための、
アル添酒は、日本酒のうまさを追求した新展開として、
どちらもロマン(絵空事)を追求したものだとしておこう。
そのポスターも、そのアル添酒もロマンの結晶なのだと思えば、笑って赦せるのである。