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2016-07-21 ドラえもんと座頭一

庵主のワープロは、「ドラえもん」は変換できるが、座頭一はダメである。
「座頭市」と正しく変換できないのである。
日本人で、ドラえもんと、座頭市を知らなかったらモグリだろう。
富士通のワープロであるオアシスは座頭市を知らないのである。モグリなのだ。

ネットにこんな映像があった。
「座頭市」という誰が作ったのかよく判らない怒気ュメンタリーである。
「どきゅ」で切って「めんたりー」と打った「怒気ュメンタリー」になってしまつた。
そうか、ドキュメンタリーとは怒気の籠もったメンタリーなのかと知ったのである。

1時間36分35秒の映像だが、今の庵主には、それが長く感じられるのである。
しかし、ドキュメンタリーの部分は1時間で終わって、その後についている撮影カメラマン
(これも「馬から落馬」かな)のインタビューが俄然面白いのである。
更に面白いのは、それに続く本篇である。今は只で観ることができる。

その映像の、というか映画の濃密なこと。お酒なら本当にうまい純米大吟醸を思わせるのだ。
本篇も凄いが、その映像に付いているコメントが凄い。ドラえもんと市は世界共通語なのだ。
のっけから英語なのである。座頭市のコメントは英語が公式語見たいである。BM状態だ。
1989年2月2日に完成した20世紀の映画である。視聴回数1,060,748回とある。

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で、庵主のように映画のストーリーが理解できなかった人のための親切な解説がこれである
当たり前のことだが、本篇〈えいが〉を観る前にこれを読むと損をする。
手品の種明かしを先に知ってから手品を見るようなものだからである。
折角の楽しみが半減するからである。

といっても、この映画は、実はストーリーなんかどうでもいいという作りになっているから、
ストーリーを知ったところで、映画を観る楽しみはそれほど損なわれることはないのだ。
ストーリーを先に押さえた上で、一つ一つの場面をじっくり楽しんだ方がいいかもしれない。
それぐらい濃密な映像とたっぷりの芝居が楽しめる映画に仕上がっているからである。

この映画で一番気になったのは、製作に名を連ねている三倶が何かという点だが、、
この映画の金主となったゴルフ会社なのだという。
音楽も、伊福部昭みたいなところがあって、最後まで作曲者が判らなかったが、
調べたら、渡辺隆之だという。渡辺隆之と聞いてもだれなのか知らなかったのである。

エンドロールを見ると、錚々たる役者が出ていた事が分かる。
エンドロールなんか誰も見ないのだから、主要な出演者の名前は映画の最初に出してほしい
ものだが、今時の映画は最後になって、だらだとションベンロールを流すので、贔屓の俳優が
出ていても気づかなかったりする。ノーパンスクリーンと併せて映画も劣化しているのだ。

by munojiya | 2016-07-21 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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