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2016-08-04 「シン・ゴジラ」絶賛上映中

「たかが野球、されど野球」という言い方がある。
いろいろ応用がきく言い回しである。
庵主が趣味で写真を撮っていた頃、「たかが写真、されど写真」と言っていた写真家がいた。
それをもじって、「たかがゴジラ、されどゴジラ」と言えるか、新作の「シン・ゴジラ」は。

「釣りは鮒に始まって鮒に終わる」という。庵主は釣りをしないのでよく分からない。
これもまた応用の多い言い回しである。
「背広は青に始まって、青に終わる」という。分かるのである。色背広は邪道だからである。
ゴジラ映画も「第1作に始まって、多分、第1作に終わる」のではないかと庵主は思っている。

お酒はどうかな。
「うまいお酒に始まって、最後はそんなにうまいお酒はいらない」で終わりそうである。
「美人は三日であきる」という。庵主はそういう恵まれた経験がないのでよく判らないものの、
お酒もそっちのようである。最初にうまいと感じたお酒は、あきらかにうますぎるのである。

そういうお酒は横に見て、そこまでうまいわけではないが心に叶うお酒を嗜むのがいいのだ。
もっとうまいお酒を知っているが、自分の器にあったお酒はこれだという選択である。
「シン・ゴジラ」は泣けるという。泣ける、という評判だけで庵主は観に行くのである。
絶賛、でも一般受ウケしない。それじゃ絶賛にならないだろ。』(典拠313)とも。

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アメリカの悪口満載(本当のことだけど。)だったけど、あっちで売り込む気は無いんだ
ろうな。
』(典拠米1530300)。桁数の多いコメント番号も迷惑である。
「シン・ゴジラ」は反米映画なのか。それなら「芯」が通っている。
「シン・ゴジラ」は「新・ゴジラ」ではなく、「芯・ゴジラ」だったのか。

「シン・ゴジラ」は、反サヨク映画だとも漏れ聞いているのである。
9条信者のサヨクをからかっているセリフがあるという。
「9条があるために、自衛隊が出動できない」という嫌味なセリフが用意されているという。
サヨクは自分の心情と心中する人達だというわけである。心情で呑んでもまずい酒はまずいが。

観てきたけど完全にゴ ミ映画
日本マンセーし過ぎて吐き気がするほど気持ち悪い
日本を外人にほめさせる自画自賛番組と雰囲気が完全に同じだった
』(同前米1530329)。
ゴとミの間の空白が気になる。心情的には、「ゴジラ、ミゴト映画だ」という、逆説の表現か。

大人になると、こうなるというのだという。
『昔はゴジラに派手に荒らされる都市はご当地の人が喜ぶよね~みたいに建造物被害だけ見て
たけど、今は「やめてその地域のインフラが」とか思っちゃう。
』(同前1530339)。
「ゴジラ」は「戦争」の代名詞ということでいいのか。個人には不可抗力のそれということで。

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『闘うよ! [新幹線の]のぞみも在来線もポンプ車輌もタンクローリーも。
勿論、陸海空自衛隊、警察、消防、官僚も政治家も闘うよ!
加えて、タイコ叩くだけで闘わないモブも出てるよ(笑)
』(典拠米1530354)。
オール日本人映画だという。ちゃんとソレも揶揄しているというのである。

正直ダメなんじゃないかと疑っていたがマジで良かったわ。庵野&樋口すまんかった。
もう一度劇場で見るわ。
』(同前米1530355)。
樋口監督は人が撮れないから、ゴジラ映画はぴったりなのではないか。適材適所である。
次のコメントは、日本版のゴジラ映画を誉めているのか、貶しているのか。

観てきた。泣きはしない。ただしハリウッド版とは比べ物にならないレベルである事は確か。
特撮好きなら必ず観るべき。
』(同前米1530399)。
アメリカ版のゴジラ映画が唯一よかった点は、予告篇のワクワク感である。本編は全滅だった。
石原さとみは絶対にいらなかった[本当はそれを撮りたいためのゴジラだったりして]

役者ダメ
演出ダメ
CGダメ
日本映画はもうおしまい
』(同前1530460)。おいしい所を捨てて観る人もいるのだ。

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右と左、日本人と中韓で意見が180度違う映画だな。
リトマス試験紙、これに対する感想でお前らの周囲の人間がどういうやつかを判別できる。
さすが愛国戦隊大日本の監督。
』(典拠米1530698)。
こういう煽り方って古いよね』(同前米1530719)。映画は興行、水物ですから。

立川シネマツーで見てきたが、爆音のabは全時間帯満席だったなぁ
「感動の涙」とかあったが、確かに隣の席の女の子が涙すすってたのでは嘘ではないだろう。
あと、最後に拍手が沸き起こったのには驚いた。
』(同前米1531042)。
「シン・ゴジラ」は都知事選の桜井誠候補みたいな映画のようである。血が疼くようだ。

見せ場は当然ゴジラとの戦闘シーンだけれども
人間ドラマのシーンを楽しめるかは知性が問われるよ
つまらないとか言ってる奴は自分で自分をア〇だと言ってるようなもん

(同前米1531475)。

「つまらない」と言ったら、日本人じゃないと判定される映画というのも怖いのである。
「シン・ゴジラ」の「シン」を片仮名にしてあるところがミソみたいである。
「シン」の部分に漢字を当てようとすると、「シン」と読む漢字はたくさんあるから、どれを
選ぶかで知性がためされる映画のようである。

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徹底して陳腐なドラマを排除した今まで見たことの無いタイプの映画だった
超人的な能力の個人が活躍とか、その恋人、家族とのドラマとか必要ない
まさにニッポンVSゴジラだった
まぎれもない傑作である
』(典拠1531805)

政府の対応がリアルすぎて草[「草」は(笑)に同じ]
5席くらい離れたとこにいたカップルで来てたのの[原文のママ]女の方は泣いてたな
男は泣いてる女にきょとんとしてたが
』(同前1531510)。
庵主にとっては、泣けるという映画はそれだけでいい映画なのである。目薬がわりになる。

観て来た
始終テンション上昇とニヤニヤが止まらなかった
スーパー兵器(好きだけどね)などは無いが、知恵を寄せ合い現存するあらゆる
手段を使って必死にゴジラに対抗しようとする人々の描写が良かった

劇場にはお年寄りから子供まで幅広い層が来ていて
終わった後にあちこちから「面白かった~」という声が聞こえてくるのが印象的だった
庵野総監督のことは正直あまり好きではなかったが、今回のは見直した
この前のハリウッド版よりずっと楽しめた
』(同前米1532984)。そんなに面白いのか。

by munojiya | 2016-08-04 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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