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2016-08-11 「お気持」とは「忖度」するものらしい

今上陛下の「お気持」なる映像が、2016年8月8日に公表された。庵主はネットで見た
先の天皇である昭和天皇は、昭和64年1月7日に亡くなった事になっているが、
本当に死んだのは何月何日だったのか、庵主は知らないのである。
巷間には“池田天皇”と呼ばれる人もいるが、その人の生死もまた同様なのである。

「天皇」とは、いつ死んだのか判らない人の事をいうのかもしれない。
この映像もまた、いつ撮影されたものかは判らないのである。天皇映像とでも呼べばいいのか。
商業映画の完成日は封切日をいうから、映像の撮影日も公開日をそれとしてもいいのか。
お酒の製造年月日は搾った時点ではなく、出荷日をそれとするようなものである。

でも、この映像の場合、実際に撮影された日から、公表される日の間〈かん〉に、もし、
当人が亡くなってしまったら、この映像は幻の映像になってしまうのである。
NHKがニュースで、「天皇陛下が生前退位」というニュースを流したのは、この映像が
撮られた事を知ったからの事なのだろう。だとすると、この映像の撮影日はかなり前である。

それで、今上は、この映像で何をい言いたいのか、庵主にはさっぱり判らなかったのである。
かつ、庵主は「忖度」をするのは神を試すようなもので失礼だと思っているから、というより、
忖度をする人は、「どうだ、俺は人の気持を察する事ができる優秀な人間だろう」と自慢して
いるようでみっともないと思っているから、今上さんのお気持は全然判らなかったのである。

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思えば、人の気持を忖度しないという態度も、忖度する人の態度に勝る尊大な態度であるには
違いないのである。
他人の気持なんかより、俺の気持の方がずっと上なのだと思っているという事だからである。
自分の器の大きさの判らない馬鹿者だと「お気持を表明」しているようなものである。

それでは困るので、今回は、庵主もあえて「忖度」させてもらうのである。そのお気持は、
「あの皇太子をなんとかしてくれ」という後期高齢者として最後の心残りなのではないのか。
すなわち、全世界に恥を晒しまくっている「カメラ小僧」の皇太子のことである。
そして、その「おさぼり妻」のことである。庵主に実権があれば、忖度しちゃうのだが。

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ちなみに、今上の「お気持」を「忖度」できる人はこう理解するのだといいます。
このたびの「お気持ち談話」は、論理の破綻と共に、この談話放送自体が憲法違反です。
典拠)というのである。
要するに、言っている事がすでに痴呆症、おっとボケている。かつ憲法の精神に悖るのだと。

いかに、天皇陛下やマスコミが「戦前退位」という言葉を使わないから違反ではない、と
言いはっても言葉の趣旨が全部「生前退位」を考慮してくれ、という意味なのだから明確に
憲法違反。
』(同前)。今回の意思表示は、天皇が禁じられている政治行為だという事なのか。
確かに「南鮮の侮日は憲法に悖る平和を愛さない諸国民故に」とお気持を言ったら政治行為だ。

こんな、いかがわしいことが皇室のトップクラスと放送局の結託で、堂々とやられる日本。
慄然とすべき状況です。
何が「象徴」でしょうか。権力を持たねば、地上波を全部独り占め、またその論調を
全て、自らに都合の良い法に仕向けるなど、出来はしません。
』(同前)。なるほど。

自ら不必要な領域にまで公務を広げられておきながら、出来なくなったから生前退位という
のは、整合性に著しく欠けます。天皇は祭祀と国事行為のみ、という原点にお戻りになれば
よいだけのこと。それでも足りねば、摂政に代行させれば済むことではありませんか。摂政に
させることに不本意を述べておられますが、何十年も続くわけではありません。
』(同前)。

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忖度人の逐条反論が可笑しいのである。子供に非を諭すような言葉遣いに笑わせてもらった。
「象徴」とは「旗」なのだから、旗は語らないものだという核心を衝いた指摘が鋭い。
自分の好き勝手な海外旅行なんかしながら、公務がキツイというのは間違っているというのだ。
連綿と続く祭祀と、決められた国事行為だけやっていればいいという。

そのための豪邸、とは言わないか、宮殿であり、保障された快適な生活環境なのだという。
社会の高齢化と天皇は無関係です。社会の高齢者は、営々と働き続け、乏しい年金の中から
介護保険を払い、かつかつの暮らし。
働きたくても働く場所がないのです。寝付いても、施設がありません。

広大な土地とあまたの仕え人、莫大な生活費と特権を手にしたお方が、
世の高齢者を引き合いに出されるとは、なんという傲慢さでしょうか。
現行の皇室制度に触れることは控えながら、と言いつつしっかり、おっしゃっているでは
ありませんか。憲法違反です、どう言い繕われても。

「個人として」とか「家族」という言葉自体が、天皇の語彙にあってはならぬことです。
はからずも、今上陛下の天皇観に歪があることが露呈された談話でした。
』(典拠)。
忖度できる人でさえも、最後は『これ以降しばらく悪文で、[中略]趣旨が整理されきらず
趣旨が明確ではございません。
』(同前)と匙を投げているのである。見苦しい、と。

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今上さんのファンも、山口敬之記者のファンのように、日本語が不確かな人がいるのである。
「自らに都合の良い法に仕向ける」は「都合の良い方」に仕向けるだろう。
天皇の地位を定める現行の法律を、今上さんにとって都合のいい法律に改正しようという空気
を醸成して、そのような「法」に仕向けるという意味で言っているのかもしれないが。

お訊ね致しますが、天皇が天皇たる最大のraison d’etre は、
何でいらっしゃいますか?
公務などではございませんでしょう? この国を成り立たせている神道の祭祀王、それに尽き
ます。
』(典拠)。突然、外国語を折り込まれても庵主には読めないのである。

お尋ねしますが、文章は何のために書くのですか。読者が理解できなれば文章じゃないのだ。
ヤフオクへの根強い疑惑、愛子内親王の不自由など、クリアになさってくださいませ。話は
それからです。
』(同前)。
「クリア」もできれば日本語で書いて欲しいのである。庵主には“アンクリア”だから。

日本政府は、日本で一番の反日団体だという笑い話がある。
その伝でいえば、皇室は日本一のブラック企業である。
〈よわい〉八十を過ぎた老人をもこき使うからである。
ブラック企業と呼ぶのには、別の意味もあって、闇が深いという意味でもある。

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庶民の感覚の方が清浄なのである。
ここは「正常」の誤植ではない。
『古来より生前退位?は帝が神意に背いているのではなど責任を追及され、はく奪[庵主校正
:剥奪]されるかたちでした。

そうでなければ摂政をおき、在位していました。
そして慰霊をする暇があったら神事祭祀をするべき。
優先順位を間違えています。平成の御代になってから公から私へ。清明から世俗になって
しまいました。
』(典拠米)。粗相したから辞めますという謙虚な天皇なのである。

「平成」という年号が、そもそも陰気臭い年号なのである。日本人の生気をそぐ年号なのだ。
それを得々と公表した総理は一番に殺されてしまった。おっと、さっさと亡くなってしまった。
日本人にとっては最善、否、次善の総理だが、連中にとっては都合の悪い首相だったのだろう。
そういう縁起の悪い年号なのである。日本人の気を削ぐタチの悪い年号なのである。

平成の次の年号の候補が上がっている。
「安久〈あんきゅう〉」だという。年号選びのオジサンたちの精神も劣化しているのである。
「昭和」は本当は「光文〈こうぶん〉」になる筈だったが、マスコミがそれを事前抜いたので
「昭和」というもろ虐殺の年号に変えたと聞いた事がある。次こそは「光文」がいいのでは。

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殯(もがり)とは、日本の古代に行われていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでのかなり
長い期間、棺に遺体を仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を
願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な
「死」を確認すること。[四十九日というのは、遺体が白骨化する時間だというのである]

その棺を安置する場所をも指すことがある。殯の期間に遺体を安置した建物を
「殯宮」(「もがりのみや」、「万葉集」では「あらきのみや」)という。
』(典拠)。
更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事
が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。

その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、
とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
』(お言葉)。
今上天皇は、その殯〈もがり〉を避けたかったのだという見方もあるのである。
『今上天皇は昭和天皇の葬儀に違和感を持った、という記事を読んだことがある。

[殯は]まさしく、これに一致するんじゃないか?
しかも自分は火葬にしてほしいと何年か前に意思表示されている。
火葬の本意はこのもがりをやりたくないからなんじゃないの。
』(典拠)。なるほど。
お言葉は玉音なのだというこの人の言う事は必聴である。

by munojiya | 2016-08-11 00:04 | 酒の肴 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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