2016-11-27 日本人のユーモア「影子さま」
相手方、もしくは第三者の名前を呼ぶ時は敬称を付けて呼ぶのが常識である。
口語では「さん」とか、その人の職称を付けて呼ぶ。
「安倍さん」とか、「安倍総理」といった具合である。
こどもなら「ちゃん」である。

「様」は口語でも使われるが、その場合は多くは慇懃無礼な世界でのことである。
そう言われる方もそれが芝居だと分かっていてのことなのでそれに対して怒る人はいない。
しかし、その「様」も使いようによっては、相手を蔑視する意味になるのである。
昔、「イザヤ・ベンダサンと本多勝一論争」というのがあった。犬猿の仲である。

本多勝一(文筆業者なので敬称を付さない)は、相手を「イザヤ・ベンダサンさん」と呼び、
イザヤ・ベンダサンは、論争相手を「本多勝一様」といって、敬称で罵りあっていものである。
「イザヤ・ベンダサンさん」という呼び方は、「アグネス・チャンちゃん」同様、相手を半ば
揶揄している表現である。敬意なんか毫〈ごう〉もない事はいうまでもない。

今上天皇が「さかなくん」と会った時「さかなくんさん」と呼んだのは陛下のユーモアである。
で、陛下の孫に身代わりがいると言われていて、その子の通称が「影子」とされている。
愛子内親王を気安く愛子「さま」と呼ぶ週刊誌がある。本多勝一「様」に近いのである。
その伝では「影子さま」と呼ぶのが正しいのかもしれない。「本醸造」も正しくは、以下省略。

-----

文筆業者名に敬称を付けないのは、その名前が同時に商品名であるからである。
この場合は「本多勝一氏が書いた著作」という意味なので敬称を付けない。
野球の実況中継で、「サード長島さん、ボールを取ってファーストに華麗な送球」などと、
さん付けでは呼ばないのも、試合中の野球選手はその名前自体が商品名だからである。

[PR]
by munojiya | 2016-11-27 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://munojiya.exblog.jp/tb/23652061
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 2016-11-28 安倍晋三... 2016-11-27 チョウ... >>