2016-12-31 「君の名は。」を観てもらいたくない人
いま、若い人に、そして時代の変化を楽しむ事ができる古い世代の人にも大人気のアニメ映画が
新海誠監督の「君の名は。」である。
逆に、古い世代の人に圧倒的人気で、そこから若い人にも人気になっているのが片渕須直監督の
「この世界の片隅に」である。

〈じゃく〉から老〈ろう〉、そしてその逆の現象が同時に起こっているのである。
「この世界の片隅に」は誰が見てもいい映画だが、「君の名は。」は見てもらいたくない人が
いると新海誠監督は言っている。

見てほしくないその人の名は。
“君〈そ〉の名〈なまえ〉は”、「宮崎駿」だという。
正直なところ、宮崎[注:崎は立可の崎]駿監督には「君の名は。」を
観てもらいたくないです。

ありとあらゆる欠点が見抜かれてしまいますからね』(典拠1:06)。
庵主は、城戸〈きど〉四郎の「撮影所に小津安二郎は二人いらない」という言葉が好きだ。
アニメ映画も、宮崎駿は二人いらないのである。若い人に媚びた宮崎なんか観たくないから。
どんな旨いお酒だって、例えば「開運」でも、庵主は続けて2杯は呑みたくないのである。

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新海監督の上のコメントに対するコメントが可笑しい。
新海の蛇足だ』(典拠)。
そこまで手の内を明かす事はないよ、というわけである。
『[ロサンゼルスで行った試写会で]観客は泣いたり笑ったり。

実は映画制作時に観ている人達が
どういう反応を見せるのか
グラフにしていたのですが、
ピッタリでした。

うまくハマってくれたのは嬉しかったですが、あまりにもうまく行きすぎて怖くもなりましたね。
やりすぎたかも!』(同前1:43)。
それはともかく、景気の悪い今の日本で、日本人を元気と勇気を付けてくれる「君の名は。」と
「この世界の片隅に」は時の日本人が期せずして作り出したビタミン剤なのである。

いい気分で新年を迎えようよ、ということである。
どちらの映画も情報過多映画で、一回観ただけではその面白さを全部吸収しきれないという。
二回でも三回でも観れば観るほど面白くなるスルメ映画は年寄りの時間潰しには最適である。
まだ観てない人は、騙されたと思って二つとも観た方が得するみたいである。

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タイトルを見て「監督ご乱心!?」と思ったら、
ただただ謙虚な人だった。
ハリウッド[庵主ルビ:〈うぬぼれや〉関係者は
こういう部分を見習うべきだと思うの。[見習わなくてもいいけれど]』(典拠2:27)。

まぁ謙虚だよな。
「君の名は。」の成功で
図に乗るような人でないことが
分かってよかったよ。』(同前2:38)。「人」に「HM」というルビを付けたら嫌味になるか。

さあ、この人の直感にかけることができるか。
というか、
本当にこんな発言をしたってのが信じられない。
ネタじゃないの?』(同前3:47)。

AFP通信社とのインタビューで
「もう誰にも観てもらいたくない」
「健全な状態ではない」
などと胸の内を語っている』(同前0:24)というのがツカミであるが。

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by munojiya | 2016-12-31 00:02 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
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