2017-01-02 「しきたり」の美学
そのことに、疑問をもったり、異を唱えてはいけない社会的な建前を「しきたり」という。
誰がそれを始めたのかも判らない場合が多いのである。
なぜそうなのかが判らないのに、なぜかそれが連綿と続いているという事柄である。
元旦配達の年賀状というのもそれである。

屁理屈でいえば、そこに書かれている「あけましておめでとうございます」という言葉は
大嘘である。一年の計は元旦にあり。日本人は元旦から大嘘にうつつを抜かして始まるのだ。
その年賀はがきは、気の早い人のものなら、おっと段取りのいい人の場合なら、年賀はがきの
投函受付が始まる旧臘の15日に間に合うように、はや師走の頭に書かれたものなのである。

12月を新年とはいわないからそれは嘘言葉なのである。ただし、雑誌業界だけは別である。
12月には一斉に新年号が発売されるのである。カレンダーが狂っている業界である。
いや、時代を先取りしている先進的な業界なのだと言いなおしておこう。
世間の感覚より一歩先を進んでいる先駆者なのだと言い換えておこう。

正しい年賀状は年が明けてから書くものである。そうなれば郵便局も年末のアルバイト集めに
苦労する事もないだろうに。しかし、それはしきたりだからもう誰にも変えられないのである。
でも、元旦に年賀状が届かないとなぜか寂しいのである。メールで貰ってもうれしくないのだ。
お酒に醸造アルコールをまぜたものをもお酒だと誇称するのも業界のしきたりなのである。

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by munojiya | 2017-01-02 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
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