かつて写真として、真実の代名詞だったものが、いまはデジタル画像となって、どこまで本当の
画像なのか判断ができなくなってきたのである。偽画像をフォトショと呼ぶのである。
先に写真の、というかデジタル画像の
真贋鑑定問題を掲載したが、鑑定能力に自信が持てたで
あろうか。庵主は駄目である。進化するフォトショに付いていけないのである。
もっとも駄目なお蔭でアイコラを存分に楽しめるのではあるが。
アル添酒が分かるという御仁もいるのである。
醸造アルコールが混ざっているお酒は判るというのである。
庵主はそれも駄目である。そのお蔭でお酒が心置きなく楽しめるのである。
お酒を口に含んだ時に、一々、これは醸造アルコール臭いだのと感じていたのでは、お酒が
おちおち楽しめないではないか。
味の素が入っている料理は直ぐ判るという人もいる。そういう人は味の素入りの料理を口にする
たびにそのエグさを感じてしまうのだろう。不憫なことである。
とはいえ、庵主も、花酵母で醸したお酒のエグミを感じてしまうから、心置きなく花酵母のお酒
を呑めないのである。庵主は花酵母のお酒と超辛口のお酒が苦手である。呑めないことはないが。
さて、この写真は、いや、この
デジタル画像は本物か。判別できるだろうか。
こういうのは贋物というよりギャグというのだろうが。演出は嘘芝居に長けている
この人である。