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「現代日本酒」とは何か

庵主は「現代日本酒」という言葉を使って、それがうまいお酒だといっている。
きれいなお酒といっても同じである。
言葉を換えると品のいい味わいのお酒である。
一言でいえば庵主が好きなお酒だということである。

ではどういうお酒をいうのか。
簡単にいえば洗練された味のお酒ということであるがいくつかの条件がつく。
味に厚みがある酒である、味の厚みがないと貧弱に感じるので呑んでいて寂しい。
まったりした味わいといっていいかどうかわからないが、まろやかな味わいの酒である。

香りに癖がないものである。
香りが強すぎるものや、アルコールのにおいが突出しているものはよくない。
山廃で造ったお酒によくある「例の臭い」がある酒はだめである。
例の臭いとは、言葉ではうまく言えないが老ね香みたいな古くさい臭いのことである。

そして甘いお酒である。
日本酒度が+3~+6ぐらいの範囲で呑んだときに甘さが感じられるお酒である。
お酒は麹で造っているのだからその甘さを表現できないなら他の酒を造ればいいと思う。
ようするに酒が飲めない庵主でも呑める日本酒ということである。
by munojiya | 2006-06-02 21:26 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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