庵主にお酒を贈るなら
お酒が好きだと勘違いされる人がいる。
勘違いだけなら問題ないが、本当にお酒を贈ってくれる人がいるである。
このブログでずうっーと書いてきたように庵主は酒を呑んでいるわけではないのである。
お酒が届いたときにはすぐに受け取りましたと返事を書かなければならないから、
呑まずに、けっこうな箱に入ったお酒をご恵贈賜りありがとうございましたとか、
美しいラベルのお酒をありがとうございますとは書くわけにはいかないから
一応開栓して味わわせてもらうのである。
時には庵主の想像を越えるいいお酒を贈ってくれるお酒が見えている人もいるが
大方は無難なお酒であることが多い。
いただいたお酒の感想を簡素に記して受け取りのお礼としているのである。
無難なお酒の場合はあたりさわりのない感想を認(したため)ておく。
庵主は贈っていただけるお酒ならなんでもいいのである、来るものは拒まずである。
せっかくお酒を贈ってくれるのなら、値段が高いお酒であることよりも
自分が呑んでうまかったというお酒をいただいた方が庵主にとってはうれしい。
添え状にそのお酒のうまいところを書き添えてくれるとなおうれしいのである。