適量
ある程度呑んだら吐き気をもよおしてくる。
本来お酒が呑めない体質なのだと思う。
呑んではいけない体質なのかもしれない。
日本人はアルコールを分解する能力が西洋人に比べて弱いと聞く。
ウオツカをあおるロシア人などはその能力をぞんぶんに利用しているのだろう。
お酒は楽しく適量を、とはいうが
お酒の欠点は適量ではぜったい終わらないということである。
うまいお酒のときは特にそうである。
自分の適量がわかっていてもつい呑みすぎてしまう。
というより、酔いが回りはじめたときに、
はじめて呑みすぎたことに気がつくということである。
体がよろこぶうまいお酒があるということである。
そうでないお酒をまずい酒と呼んでもあながち間違いではないのである。
庵主の適量はせいぜい1合である。
うまいお酒の時には絶対守れない適量である。