うまいお酒とは
うまいの「ま」は、まがいものの「ま」。
うまいの「い」は、いかがわしいの「い」。
「うまい」とは、うさんくさい、まがいもので、いかがわしいもの。
おっと、
愛い酒の「う」、
真っ当な酒の「ま」、
いい酒の「い」といっておこう。
屁理屈は何にでもくっつくというが言葉遊びもなんとでもいえるものである。
オーディオの世界では音の再生にいいと言われていることが同時に悪いともいえるのだと
オーディオ評論家の故長岡鉄男が書いていた。
趣味の世界での評価などはなんとでも言えるものだということである。
広告や雑誌の記事を読むとどんなお酒も「うまい」酒になっているから
その「うまい」酒をひやかしてみたのである。
一方まずい酒は呑めばすぐ分かるからそれを貶すのは品がないということなのである。
「むの字屋」は平気でまずい酒を貶すから大人げないのである。