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うまいお酒がいい酒なのかという単純な疑問

庵主は量を呑まないから、それはめりはりのない呑ませ方ではあるが
最初からうまいお酒が出てきても全然かまわないのである。
そして2杯目が目茶苦茶にうまいお酒であっても全然問題ないのである。
それ以上は呑めないのでその後にもっとうまい酒を求める必要がないからである。

しかし、時々、たった2杯のうまい酒が、いやうますぎるお酒が鼻につくことがある。
この手のお酒を何杯も呑まされたらたまらないだろうなと思うことがある。
飽きてしまうということである。
ストレートしか投げられないピッチャーが剛球でもつまらないのと同じである。

庵主はためらわず、うまいお酒やうますぎるお酒をいいお酒と書いている。
本当は、うまいとか、うますぎると感じさせるお酒は呑む酒じゃないのである。
味わう酒だからそれはそれでいいのだがその手の酒を何杯も呑まされたら
冗談はよしてくれと思ってしまう、変化球も見たいと思う。

高級なうまいお酒が続くとなんとなく札束でほっぺたを叩かれているような気分になる。
うれしいような、馬鹿にされているような、そしてやがてむなしい気分である。
本当のいいお酒というのはそんなことを考えなくても呑める気さくなお酒のことをいう。
先のお酒をいいお酒というのは女の人に美人というのと同じただのお世辞なのである。
by munojiya | 2006-10-16 00:27 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya