直し酒
意味は次の通りである。
「1)あまり高級でない酒を加工して、香りや味を調えた酒。直し酒。
2)一定時間遊んだ遊客が、さらに時間を延長して遊興すること。」
なんてことはない、あの悪名高い三増酒は直し酒だったのである。
この前の戦争のときにこれまた悪名高い軍部が造りだした酒だとばかり思っていた。
三増酒自体は戦争が終わった昭和24年から造られている。
今年(2006年)は三増酒が誕生して57年目だから間もなく還暦を迎える。
三増酒は江戸落語の時代を復活させたお酒なのである。
江戸時代には柱焼酎という酒造りの技法もあったという。
日本酒に焼酎を混ぜるという方法である。
三増酒はその再現した伝統的手法だというご意見もある。
もちろん以上はイヤミである。
直すというのは本来はいいほうにもっていくことである。
三増酒も正しく直していきたいものである。
その意味は「まっとうなお酒に戻す」ということである。