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日本酒の虎の巻

日本酒の能書きを書くために、なくてはならない本の新版が発行された。
フルネット刊の「日本酒酒蔵住所録2007年版」(3150円税込)である。
全国の1807蔵が収録されている。
これがあるとやっとお酒の名前が読めるようになるのである。

庵主が高知の「亀泉」を「きせん」と読んだことはいつも書いているとおりである。
昨夜の女の子はそれを「かめせん」と読んでいた。
もっともその女の子が坐っていたカウンターには
泡盛の「八重泉」や「瑞泉」が並んでいたからその伝でいえば「かめせん」もありである。

庵主がこの本を手放せないのは
「浦霞」が「うらがすみ」だったか、「うらかすみ」だったかすぐ忘れるからである。
「三千盛」が「みちざかり」か「みちさかり」かも覚えられない。
そういうときにこの本を引くのである。

「初亀」も「はつがめ」と濁るのか「はつかめ」なのか振りがながないと読めないだろう。
今度の版から蔵元の名前にも振りがながつくようになったのはありがたい。
俳句の歳時記ではないが、この本を眺めているだけでいろいろな思いが湧いてくる。
「亀泉」は「かめいずみ」、その他のお酒は濁らないのが正しい。
by munojiya | 2006-12-26 01:16 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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