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おかしな表示

日本酒のラベルに記載されている製造年月日というのはお酒を醸した年月日ではない、
ということを御存知だろうか。
それはお酒を瓶詰した日にちなのである。
極端な話が、何十年物の古酒を今日瓶詰したら2006.12.29製造ということになる。

製造年月日は若いのに中身は相当古いお酒がはいっているものもあるというわけである。
知らない人がそれを見つけて日付をごまかしているといいかねないのである。
それではまぎらわしいということから独自の判断で
上槽年月日2005.12.1、製造年月日2006.12.29というように2段書きしている蔵もある。

庵主のようにどちらかというと新酒より1~2年熟成したお酒の方が好きになると、
実際に造られたのが表示されている日にちより1年~2年前位のお酒がうまいわけで、
製造年月日を見ただけではそれがわからない現在の表示は不親切なことこのうえない。
熟成させたお酒は「3年熟成」などといった表示があるからそれだけが頼りである。

お酒の製造年月日の表示でいえば、中には読みにくいものがある。
表示というのははっきりわかるように書いてもらわないと困るのである。
なぜ平成18年(あるいは西暦で2006年)年12月29日と明確に表示しないのか。
煙草の注意書きみたいに大きな字で表示できないのかその理由が知りたいものである。
by munojiya | 2006-12-29 01:00 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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