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うまいまずいはどこで判断するのか

庵主はうまい酒かどうかは自分が決めればいいといっている。
当たり前のことである。
お酒を呑むのは自分なのだから、自分がうまいと感じればそれはうまい酒なのである。
それに対して他人が、そんなまずい酒のどこがうまいのかと関与できるものではない。

ただ安い酒を呑んでいる人にいえることは
その酒とはちょっと味わいが違うこういうお酒がありますけれど呑んでみますか、
といってお酒の味わいの世界を広げる方向にいざなうことだけである。
お酒には造りの違いやランクの違いがあるからそれがわかると面白くなるからである。

庵主がうまいと思っているお酒を勧めた時にその人の口に合ったらうれしいのである。
なぜなら、それによってそういうお酒がうまいと感じる人が増えていくわけで
庵主の好みのお酒が世にはびこるようになるからである。
おっと、うまいお酒が世間に正しく評価されるようになるからと書き直しておこう。

お酒を呑んで自分ではうまいと思っているのに自信を持ってうまいと言えないのは
もっといいお酒があるのに自分はそれを知らないだけではないかという不安からである。
お酒に無知なためにひどい酒をうまいと錯覚しているのではないかという不安もある。
が、出会ったお酒がうまいと感じたらそれをうまいといって全然かまわないのである。
by munojiya | 2007-01-05 01:12 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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