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それでもボクはやってない

周防正行(すお・まさゆき)監督の待望の新作は、
「シャール ウィ ダンス?」だったか「Shall we dance?」だったか覚えていないが
そのダンス映画以来の「それでもボクはやっていない」である、「~やってない」だったか。
痴漢の冤罪を晴らすために奮闘する関係者の話を通じて日本の裁判を糾弾する。

でも映画を見ていたら裁判官の判断は正しいように思えるのである。
裁判は正義を確かめる場ではなく、手続きが公正かどうかを見極める場だからである。
被告が犯罪を犯したかどうかが分からない事件があるのである。
推定無罪といって確定的な証拠がないときは無罪と見なすのがルールである。

しかし、無罪にしてはいけないという無言の圧力が裁判官にはあるという。
起訴された案件の99.9%は有罪だという実績である。
一方、検察官も起訴して無罪になったら勤評が悪くなって出世に差し支えるという。
だから被告をなんとかして有罪にもっていこうとする気持ちが働くのだという。

いま飲酒運転で捕まると風船で呼気のアルコール濃度を検査されるという。
中には微量のアルコールを呑んだだけでも反応してしまう人がいるのではないだろうか。
それで捕まって、「それでもボクは呑(や)ってない」ということがあるのではないか。
一度どの程度で風船の反応が出るのか確かめさせてもらいたいものである。
by munojiya | 2007-02-12 00:54 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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