人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一に麹、二にモト、三に造り(闘7)

映画では、一筋、二ヌケ、三役者という。
一番大切なのは筋、すなわちシナリオがよくないといい映画は作れないというのである。
その次に大切なのはヌケ、すなわち画面の美しさだという。
三番目が役者、すなわち俳優の魅力だという。

その順番に重きをおいて作るといい映画になるという秘訣である。
お酒の場合は、一麹、二モト[モトは酉+元]、三造り、という。
お酒造りで一番肝心なのは丁寧に麹を作ることだというのである。
二番目が酒母(モト)をしっかり造ることだという。

そして造り(醪)をきっちり管理することで、いいお酒ができるという。
お酒造りの要諦が、一麹、二モト、三造りなのである。
「闘う純米酒」にはその言葉と、さらに元鑑定官だった上原浩氏の言葉も書かれている。
「一に蒸し、二に蒸し、三に蒸し、四、五がなくて次に蒸し」と言っていたという。

庵主は、酒造りは、一に金、二に金、三に金、じゃないのかと思う。
原料米にお金をかけ、設備にお金をかけ、お金をかけていい杜氏を連れてくれば
うまいお酒はおのずからできるからである。
「神亀」の小川原専務は、お金があったらいい米を買うといってお酒を造っているという。
by munojiya | 2007-03-15 00:07 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya