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分厚い本

日本人はなんでも本にしてしまうクセがあるから、
中には値段だけの価値がないスカスカの本も少なくないが、
一方、翻訳書を見てみると逆に紙の無駄遣いみたいなやたらと分厚い本が多い。
1冊の本に詰まっている字数が必要以上に多いのである。

なにかを言いたいために本を書いているのだろうが、
そのために、そんなに字数が必要なのだろうかというのが庵主の疑問だった。
有用なことを主張したいのなら結論を先に書いてほしいと思うのだが、
どうやらそういう本は書き手の自己顕示欲を示すための手段らしいのである。

庵主の読解力ではその手の分厚い本を読んでもしょうがないということが分かったので
それらの本は暇人の、おっと頭がいい人の時間潰しの娯楽なのだと思うようにしたのと、
簡単なことをわざわざもったいぶって書くのは書き手の能力不足なのだと思うことにした。
分厚い本を読むということは忍耐力を養うトレーニングにはなるだろう。

若いうちは時間があるからそういうものを読むのもいいのだろうが、
年を取ると、気が短くなるからそういう読書はわずらわしくなってくる。
推理小説じゃないのだから、いいたいことは先に書けとイライラしてくるのである。
で、このブログでいいたいことは、真っ当な日本酒は本当にうまいという一言である。
by munojiya | 2007-05-22 02:07 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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