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余計な表示

三増酒全盛の時代に
醸造用糖類を使わないお酒を造った蔵元が
ラベルに「糖類無添加」と表示したら税務署に叱られたという話を読んだことがある。
表示とは何か。

必要事項や注意事項を呑み手がすぐ分かるように明確に示すことである。
製造年月日の表示がどこに書いてあるのかわからない酒がある。
そういうのは表示してあるとはいわない。
考えようによっては全然表示しないことより悪質だからである。

税務署にとっては「糖類無添加」という表示は余計な表示だというのである。
なぜか。
それが売りのお酒だということは、他の多くの酒は、
平気で糖類を多用しているということを暗にほのめかしていることになるからである。

何も知らない呑み手にそういう疑念を抱かせる余計な表示はよくないというのである。
呑み手にお酒の実態を示唆するような表示をすると他の蔵元が迷惑するというのである。
税務署は税収をにらんで呑み手より酒造業界の利益を優先的に守ろうとしたわけである。
今紙パックの梅酒で「着色料無添加」と表示されたものがあるがただ苦笑するのである。
by munojiya | 2007-06-19 01:40 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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