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五無の酒

前掲書は日本人の食糧と健康の問題点を鋭く指摘している本である。
ただし健康のための食事療法の本を読むと著者によって言っていることがまちまちで
時には相矛盾することが書かれていてどれを信じたらいいのかわかなくなるという。
人によってさまざまだから健康を実現する唯一の道というのはなさそうである。

日本の食糧は見た目の豊かさに反して中身はどんどん劣化しているということである。
幕内秀夫が書いている五無の食生活というのがその内容である。
「無国籍」「無地方」「無季節」「無家庭」「無調理」である。
おっと「無調理」でなくて「無安全」だったが、 それを読んで庵主は笑ってしまった。

日本の諸問題の殆どがそこに原因があるということが見えるからである。
ああ、そういうことだったのかと、合点がいったのである。
変なものを食っているから体が変になる、考え方がいびつになるということなのである。
原因が判ったのだからそれを正常に戻すのが健康を取り戻す方法だということである。

まともなものを食って健康な体になりたいとは思いませんか。
その健康を食い物にしているのが健康食品といわれる商品である。
また健康の維持をアルコールという毒をもって行なうのがお酒である。
そのお酒にも、五無の酒があるということは想像に難くないのである。
by munojiya | 2007-07-05 00:05 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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