ビールじゃ、ビールじゃ
日本酒はしばしお休みになるのである。
水を飲んだのではいやせない喉の渇きをビールなら一気に解消してくれるからである。
夏に飲むビールは汗となって散るから酔っぱらわないのがいい。
薬として売られているドリンクには少しばかりのアルコールを入れておくという。
それだけで何となく体の疲れが飛んでいくように感じるのだという。
カフェインを加えるとさらに頭がすっきりしたような感じになるのだという。
それならなにも高いドリンクなんか呑まなくてもビールとコーヒーを飲めばいいのである。
夏になると、庵主はまず一杯のビールを口にしてしまうから、
酔っぱらわないとはいっても体は十分アルコールを感じているわけで、
その先のお酒までたどり着けないのである。
自分ではまだ呑める思っていても、体はすでに定量を知っているからである。
しかも日本酒と違って大手ビールメーカーはいいビールも造っているのである。
麒麟の「日本プレミアム」、サントリーの「プレミアムモルツ黒ビール」がうまい。
そしてサッポロの「黒ラベル」も米糠ビールながら結構うまい。
まずい発泡酒を造っていてもきちんと飲めるビールも造っているのがいいのである。