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「原子爆弾」と呼ばれた酒

8月6日といえば広島に、
同9日といえば長崎に、
アメリカが戦争に託つけて原子爆弾の人体実験をわが国で行なった日である。
非人道兵器の人体実験はナチスドイツのやったこと以上に悪質だったのである。

アメリカインディアンを皆殺しにしたアメリカ白人の人種差別感情が見て取れる。
黒人は奴隷、黄色人種は実験材料でしかないという白人特有の優越感情なのである。
その日には広島、長崎で平和祈念式典というのが行なわれるが
62年たっても原爆を使ったアメリカを非難する声をあげないチンケな儀式なのである。

戦後、原子爆弾と呼ばれた酒があることがわかった。
ネットで検索したらそれが出てきたのである。
そう呼ばれる酒はとんでもない酒の代名詞として使われていたに違いないと思ったが、
案の定、その酒は『俗に原子爆弾といはれる巷間のガソリン臭い代物』だったという。

原爆文学研究会の掲示板に書き込みをしていた坂口博氏がその文章を紹介していた。
『「原子爆弾系の混合酒」「一本四十円の麦酒一杯三十円の日本酒から
怪しげな五円の原爆類」ともあります。当時の風俗の一端です。』とも書いている。
原爆は、破壊兵器であるが、皮肉なことにそれは原爆文学を創造したのである。
by munojiya | 2007-08-10 02:16 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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