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お酒の悪い面

お酒は担税商品なのである。
なんといっても
酒税法で
人間は勝手にお酒を造ってはいけないということになっている禁制品なのである。

すなわち、
それは呑まなくても
生存には必要ありませんというものなのである。
でも呑みたくなるものなのである。

禁制品なのだから
それは基本的人権ではないということである。
酒を呑むということは贅沢なのである。
じつに手頃な贅沢である。

見栄をはらなければ
そんなにお金がかかるものではない。
それで贅沢を味わえるのだから
考えようによってはいじましい贅沢なのである。

ささやかな楽しみである。
それで満足できるならそれにこしたことがない。
酒は商品なのである。
だからその悪い面は表立っていわないというのがジョーシキである。

例えばお酒と言えばアル中である。
いわゆるアルコール中毒は
アルコール依存症という。
アルコールが切れたら体調に変調をきたす人のことである。

アルコール依存症になった家族を抱えているうちは大変である。
親の面倒は子供が見るのが当たり前とか
家族の介護はそのうちでやるのが当たり前という
暗黙の圧力によってその家族は殺されそうになるのである。

酒の依存症が一人出たらまわりの家族を殺すのである。
面倒をみる方に体力と経済力があったとしても心がまいってしまう。
生きる喜びがなくなってしまう。
心配がいつも心から離れないからである。

またアルコール依存症から脱出しようという人の断酒の戦いは壮絶である。
それはおおっぴらには語られない真実である。
できれば見たくない真実である。
真実といえばやたらとその手の真実が多いのは歴史書である。。

日本の学校なのに日本の歴史を教えるときに
日本の美しくなかった真実まで教える教科書を
自虐史観の教科書という。
瑣末な真実にとらわれて全体像が見えなくなる困った教科書である。

教科書だって商品であり、売り込み合戦は激しい。
それなのになんで読者が日本を嫌悪したくなるような話をしたり
気持の悪い写真を載せるのか。
それが真実だという人の下劣な感性は庵主にはなじめない。

お酒なら、ひどい酒でもおいしく呑んでもらえるようにと
パッケージにお金をかけたり
呑み手に好かれるように一生懸命宣伝を打つのである。
美しいイメージが人を幸せにするからである。

真実とは毒と言い換えてもいい。
お酒の真実は大人にも耐えられないことである。
子供に教える歴史の教科書で大人でもたえられない真実を
教えることが妥当なことかどうかは言うまでもあるまい。
by munojiya | 2005-05-21 22:33 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya