モーターショーの功罪
世の関心は低くはない。
どんな商売でもそれには功罪がともなう。
いい面があっても、それに伴って悪い面もあるということである。
いまや自動車がないとまともな生活ができない世の中である。
うまいお酒が口にできるのも小回りがきく自動車があるからこそなのである。
同時に自動車産業は国内において年間百万人を越える死傷者を出す殺人産業である。
年間一万人の人が車に轢き殺されているが多分トヨタの車がトップキラーのはずである。
それだけ人を殺しても我慢できる範囲の社会悪なのだと容認されているのである。
時々気違いが起こす殺傷事件などはその数に比べたらないに等しいできごとである。
その都度「週刊新潮」が気違い対策を声高に叫ぶことになっているがしかし、
世の中の殺傷事件は正常者が起こした件数の方がずっとずっとずっと多いのである。
新潮社はまた気違い自動車による殺人をどう考えているのか示してほしいものである。
それができないのはその手の記事は所詮読者の劣情に訴える与太記事だからである。
ところで、酒造産業は心ならずもその自動車の人殺しに協力している幇助犯である。
飲酒運転で大いに自動車の狂気に貢献しているのである、罪の部分である。