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女子供がうまいという酒なんか呑めるか

うまいだのまずいだのと知識をひけらすことが恥ずかしくなるのは、
多少のお酒の知識があって実際にうまいお酒を味わったことがあるなら
どうでもいいとしかいえない程度のお酒をうまそうに呑んでいる御仁の前でである。
能書きを垂れてお酒を呑んでいる間はまだ児戯の段階なのである。

酒はまずくていいのである。
うまい酒というのが間違っている。
それは人工美だからである。
ただし三増酒はいけない、あれは紛い物(まがいもの)だからである。

自然物というのはそれほどうまいものではない。
人間が手を加えないとうまいという感情が発生しないものなのである。
今時の酒はライト、フルーティー、クリアーで、
裏返せば、味が浅くて、見掛けだけはいいが、中身がない、ということである。

女の子が「フルーティーな味わい」というようなお酒などは呑むに足らないのである。
男が呑むお酒はたいしてうまくない酒でいいのである。
そういうお酒を悠揚とさもうまそうに呑めるということが男の器量なのである。
もっともそう言えるのはどのお酒もそれなりに個性があるということが前提ではあるが。
by munojiya | 2008-01-04 01:29 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya