生ビール「生搾り」1杯190円
それがサッポロビールの「生搾り」だというので、
しかもグラス1杯190円という適価だったので、
庵主には手頃な量だと思えたので注文することにした。
生ビールを飲みたいと思っても大抵はジョッキで出てくることが多い。
庵主はそんなに量が飲めないから小さいコップに一杯でいいのである。
だからミニ生ビールなどと称して小さいグラスで飲めるお店に出会うとうれしくなる。
ジョッキで出てきた分にはつい全部飲んでしまうので酔っぱらってしまうのである。
ふと気になったのは「生搾り」は代用ビールだったのではないのかということである。
だとするとそれはビールと呼べない代物をビールと称して売っていることになる。
いまはやりの偽装表示ということになるが、「生搾り」は発泡酒だった。
発泡酒ならまがりなりにもビールには違いないからウソ表示ではないということになる。
たとえば「ドラフトワン」を「生ビール」として売ったら不正表示になるところである。
しかしその「生ビール」の「生」が嘘なのである、日本の「生ビール」は。
酵母を除去してあるのに、火入れはしていないということで「生」だと称しているが、
そんなものがまともな「生ビール」でないことは飲み手の常識なのだから。