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志が低い

グルメブームなのだという。
テレビや雑誌では食い物の話を取り上げると読者が食いつくという。
本当のところは製作費が安くて手っとり早くそれなりの誌面が作れるからだろう。
と同時に臆面もなく食い物を語る人が少なくないのである。

というと、この「むの字屋」も食い物ネタではあるが、
べつにお酒を語っているのではなくて、
お酒を呑んだときに、お酒に触発されて心に浮かべたことを書いているだけなのである。
敵は本能寺なのである。

第一、庵主は酒が呑めない体質なのだから、お酒がわかるわけがない。
話変わって、食い物で自分のゆがんだ体質を改善しようという考え方がある。
いまの日本人は贅食でかえって体調をそこなっているというのである。
そういう考え方の一つを語る人に浅井敏雄氏がいる、「塩のニガリは体に悪い」という。

庵主がなるほど一理あると頷(うなず)いてしまう考え方である。
そして主食の米をしっかり食えと言う、さらにおかずはその8分の1でいいのだという。
そんな粗末な食生活では生きている甲斐がないという人に対しては一喝するのである。
「食い物にこだわってようでは志が低い」と、庵主は快哉を叫ぶのである、いや苦笑か。
by munojiya | 2008-02-04 00:30 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya