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経験則は案外当たっているものである

お酒を長く呑んでいると経験を重ねることでわかってくることがある。
理屈や能書きよりも先に直感でお酒が読めるようになるのである。
それを庵主は経験則と呼んでいる。
その一つに、パッケージ(包装)が美しいお酒にうまい酒がない、というのがある。

お正月用の金箔がはいっている日本酒を思い浮かべればそれが納得できるだろう。
お酒ではないが、最近呑んだ二つのビールがそれだった。
二つとも庵主好みの美しいデザインの缶に入っているのである。
庵主は見掛け優先で物を選ぶ癖があるから、そういうビールにすぐ目がいくのである。

一つは最近新発売されたキリンの発泡酒「ZORO」である。
この缶の色使いは好ましいが、カロリーオフを謳うも味わいの深さもオフと見た。
もう一つはアサヒの発泡酒「ドラフト生」で、赤い色使いが庵主の心を引きつける。
ひょっとしてうまいかもしれないと思わせるものの発泡酒は所詮ビールの二級品である。

女好きの人にはお酒と同様に「美人にいい女なし」という経験則があるのかもしれない。
「ZORO」にしても「ドラフト生」にしてもそれなりにファンがいるのだから、
それが悪いビール(発泡酒もビールの内である)だというのではなく
その味では物足りないと感じている飲み手もいるという庵主の感想の表白である。
by munojiya | 2008-03-01 01:29 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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