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突き詰めるとただ一つ

「人生、つきつめればうまい酒を飲んでいい女を抱くことだろうが」と言ったのは
東映映画「仁義なき戦い」の中の登場人物の科白である。
脚本を書いたのは笠原和夫である。
うまいというのは男の二大快感の一つだというわけである。

戦争に兵隊として行って飢餓線上をさまよった人によると
まず性欲がなくなって最後には食欲だけが残ったという。
生きるということは突き詰めれば食うことにたどり着くということである。
それがうまいということは究極の快感なのだろう。

いまいくらでもうまい日本酒が呑める時に
好んでうまくもなんともないお酒を呑むことはないのである。
まずはうまいお酒を呑んで生気を養ってから
次に女を、そして世のためにいい仕事をするのが順当な生き方のようである。

うまいお酒とはどういう酒なのかということは庵主がいつも書いているとおりである。
求めればうまいお酒は容易に手に入る。
うまいという次元を越えて高貴な精神性を感じるお酒もある。
お酒を通じて命が繋がっているということを実感する一瞬である、これは本当にうまい。
by munojiya | 2008-03-29 00:53 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya