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日本人の食生活が変わった

日本人の食生活がいつの間にか変わっていたのである。
そのスタイルが家族揃っての食事から個食(一人一人で食べること)になってしまった。
同じ釜の飯を食った仲というが、家族の結びつきがそれとは逆に解体されていたのである。
その食事の中身も加工食品が中心になってきて餌化(えさか)が進んでいる。

一説には、加工食品に使われている食品添加物が人間の精神を蝕んでいるという。
仮説の域を出ない説なのだが、なんとなく頷けそうだからこれは恐い。
アメリカの少年院だったかで、食事をジャンクフードからまともな手料理に変えたら
院生の粗暴な行動が目立って少なくなったという事例を読んだことがある。

昔はなかったアトピーも食い物が原因ではないかという説があるが、
今や毒を食らば皿までの状態になっているからもはや昔の食生活には戻れないだろう。
加工食品の味付けはだんだん手がこんできて、だれもがうまいと思うものが多いものの、
それが人間の体によくないのは料理に心がこもっていないからだと思われる。

人間の体は微妙にそれを感知して、そういう食い物には感謝の念がわいてこないのである。
満足感が得られない心が爆発して前代未聞の人間行動となって現れているのではないか。
大手酒造メーカーのお酒は均質を誇る加工食品なのである、体がうまいというわけがない。
庵主がうまいと感じるお酒は造り手の心が感じられるお酒だったのである。
by munojiya | 2008-09-01 00:23 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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