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CDS

いま世界を賑わしているCDS(債権破綻保険 クレジット デフォルト スワップ)である。
リーマン・ブラザーズが崩壊し、世界を震撼させている原因がそれだという。
その意味を理解している人が何人いるのだろうか。
庵主はその意味が全然わからなかったのである、なぜそれが問題なのかわからなかった。

全然理解できない人にそれを売るというのだから金融屋さんは口がうまいのである。
人のお金を騙し取るから総合詐欺産業といったほうが的を射ているのかもしれないが、
人様のお仕事を貶すわけにはいかないから、もっともらしく金融業と呼んでいるのである。
お金が融けてなくなっちゃう(必ず損する)業(しわざ)という漢語表現である。

A社が発行した債券をB社が買うときに、C社(銀行等)に保険料を払って保証してもらう。
倒産等でA社の債券が減価したときにC社が保険金を払って補填するのがCDSである。
C社はなぜそんな危険な保険をするのかというと、保険料がはいってくるからである。
うまく回っている時には保険金の支払いは発生しないから保険料がまるまる儲けになる。

A社が破綻した時に、C社が保険金の支払いができなくなったらC社も倒産してしまう。
そうなるとA社の債券を大量に買っている金融機関も大損するので金融不安が発生する。
その時のA社の債券の元がサブプライムローン(実態は計画的詐欺商品)だったのである。
本醸造酒と称してその意味を理解していない人に売りつける業界も大したものなのである。
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CDSの説明はこちらがわかりやすい→http://tanakanews.com/081010CDS.htm

by munojiya | 2008-10-16 02:21 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya