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百聞は一見に如かず

へたな文章を数百ページ綴るよりも、一枚の写真を見せたほうが早いこともある、
ということである、その手の本が少なくないのである、往々にして中身がないことが多い。
浩瀚な駄文を書きつらねることを戒める言葉でもある。
究極の美文は詩ということになるのだろうが、それは言葉による画像表現なのである。

だからといって、画像ですべてを伝えることが出来るかというとそうはいかない。
文化とは言葉だからである。
いいお酒を呑んでも言葉を知らないとその美しさがわからないということなのである。
「むの字屋」はお酒が秘めているその言葉を模索しているのである。

どっちでもいいことを、右か左かと問う人がいる。
お酒を呑むとそんなことは馬鹿馬鹿しく見えてくるからいいのである。
右の人も、左の人も一様にお酒を好むのである。
どっちかが正しかったら、一方はお酒を呑まないはずである。

ということはお酒を呑もうが呑むまいがどうでもいいことなのである。
じつは、お酒も百聞は一献に如かずなのだが、
それではすぐに酔いが回ってしまうから、それを言葉でだらだら引き延ばすのである。
言葉は浩瀚な本が示すように、また時間潰しの道具でもあるということである。
by munojiya | 2008-12-27 00:45 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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