うろたえるな
派遣仕事を切られて失業している人はうろたえるなと書いているという。
役者は、いつも失業者だという。
一つの舞台が終わったら即失業で、その次の仕事の保証はないという。
それでもあわてないというのである。
うろたえるな、というのである。
いい言葉である、心のすわった言葉である。
その一言で、乱れていた心に余裕がもどってくる。
その言葉の著作権はとうに切れているだろうから、後生は自由に使っていいのである。
日本著作権管理協会からニセの著作権利用請求書がくるかもしれないが。
うろたえるな、に関しては、悪い方向で、世の中には上には上があるということである。
自分より悲惨な人はいくらでもいると思えば気は休まる、おなかはすくが。
お酒もそうである。
もっとも方向は逆で、いい方向に、上には上があるのである。
実際に経験してみないと、すなわち呑んでみないと分からない世界が待っている。
それが容易に口にできるのだから、お酒はちょっと知っていると大儲けなのである。