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造らず、ただ味わうだけの人

お酒を呑んでその感想を書きつづけていると、
それまで見えなかったことが見えてくることがある。
庵主がこうして書いていることの多くは他人が書いたものの借用である。
その淵源(えんげん)なり、その原典は他に求めることができるということである。

しかもその殆どは思いつきの嘘言葉だから、このブログ全体が酔っぱらい状態なのである。
素面で読む内容ではないということである。
お酒について語るということが庵主の性(しょう)に合っているのは、
自分では物を造らないという受け身の性格によるものだろう。

お酒は、自分では造ってはいけないとされている。
自分が呑むお酒であっても、無免許の人がそれを自分で造ると刑法をもって処罰される。
ということはお酒を呑むことは基本的人権でないということである。
酒を口にしないとか、それが本当に飲めない人がいるからそれも間違いではないだろう。

しかしである、物を造り出さないところに創造力が培われるわけがない。
庵主の能力はそれに甘んじる程度なのだと盃(さかずき)を見つめて苦笑しているのである。
井の中の蛙(かわず)大海を知らずという言葉があるが、
実は、その先に続く負け惜しみ言葉があるのだという、されど天の高さを知る、と。
by munojiya | 2009-02-12 01:29 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya