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二流の意味

二流とはどういう意味か。
その前に一流とはなにをいうかである。
考えて小説を書いたり、考えてメロディーを造ったり、考えて絵を描いてるうちは
才能とは呼べないのである。

それらが勝手に浮かんでくるのを才能というのである。溢れ出ることである。
そういう才能に恵まれてる人を一流という。それを職人芸ともいう。
自分のやっていることを自分で説明できるうちは才能ではないということである。
その解説をするのは才能には乏しいが理解はできる人達なのである。

そういう人達を二流というのである。才能がないことを知得している人達である。
キリストの言葉を解説するのはその弟子たちである。
孔子の言葉もそうである。釈迦の言葉もそうである。弟子は二流の極みなのである。
一流と二流というのは別の次元の言葉なのである。

一流という言葉がある世界と、二流という言葉がある世界は別の世界なのである。
世界が異なるので、二流はいくら頑張っても一流にはなれないということである。
判るというのは自分が立っている位置が見えているということであるが、それが見えないのだ。
お酒が判るということはその位置が見えるということである。それを探るのは二流の楽しみである。

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剰余の一行。能書きを言っているうちは二流なのである。言葉数が多いからである。判るは直観。

by munojiya | 2009-05-18 00:44 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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