余外篇 常識の非常識
日本では、相手の人間は誠意が通じる人だ思っていいというのが当たり前だが、
一歩海外に出たときには、相手は悪い人と思って行動するのが当たり前なのだという。
日本人の笑顔は本心の現れであるが、外国人の笑顔はよくできた仮面だよというのである。
国内では相撲のルールで、海外ではサッカーのルールで行動しなさいというわけである。
サッカーをやっているときに相撲のしきたりを語っても話は通じないということである。
世界が異なるということである。世の中には必ず表と裏があるということである。
日本のルールはあくまでも国内だけで使えという智者の言葉である。
一番紛らわしいのが、顔つきが似ている支那人、朝鮮人である。
見掛けが似ているからみな同じだと思ってしまうのである。
日本酒に純米酒と本醸造酒(アル添酒)があり、そのアル添酒にも三増酒があるように、
中身は全然違っているものが外見は同じように見えるから困るのである。騙されてしまう。
その違いが判らないとどれも同じだと思ってしまうのである。一視同仁は非常識なのである。
“独立国”のはずなのに外国の軍隊が駐留しているという非常識が当たり前であり(妾だろう)、
国交がない他国の“組織”(間諜だろう)が当たり前のように跋扈しているという非常識が
わが国では常識とされているのである。たしかに日本の常識は“非常識”なのである。
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ルビが大好き
独立国=いちにんまえ
組織=そうれん。それを、みんだん、と読み替えることもある。
非常識=まぬけ