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お酒は美女

お酒の世界を説明するときにそれを美女にたとえるのは、それが分かりやすいからである。
世の中に女の数は多いが、美人の数は少ないということは事実である。
ここでは何が美人であるかについては脇に置いておくが、
数は少ないが美人がいるということを否定する人はいないだろう。

実は、お酒もそうなのである。
数多くのお酒の中には想像を絶するような素晴らしい美人がいるということなのである。
その数少ない美人のことを庵主はうまいお酒と呼んでいるのである。
で、多くの人はお酒の中に美人がいるということに思いが及んでいないということである。

美人がいることを知っている庵主はよりどりみどりで手をつけることができるのである。
お酒だから口をつけるというべきか。
美人には二通りある。性格がいい美人と、そうでない美人である。
お酒もそうである。うまいお酒といっても二通りあるということである。

庵主と気の合うお酒と、美人ではあるがなぜか波長が合わないお酒である。
うまいというのは安心感のことなのである。
気が合うというのは庵主の好みということである。
そういうことを知っているから庵主はいつもうまいお酒ばかりを呑んでいるのである。
by munojiya | 2009-06-26 01:17 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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