「そのまんま東は、そもそも人相が悪くなってたからなあ」
宮崎県の知事になったときはたしかにもっと顔がしまっていたように思うが、
庵主はTVを見ないのでその人相がどのように変わっていったのかはわからないが、
たしかに最近の顔をネットの映像で見たら緊張感〈しまり〉が感じられないようである。
宮崎の県政は、中央から出向してきている副知事とか役人が取り仕切っているという。
東京都もそうだけれども、神輿は軽くてバカがいいというのが政治の世界みたいである。
神輿だから、見栄えがよくなくてはならないのである。賑やかでなくては祭じゃない。
多くの知事はその見栄えがよくないのである。上に立つということは大変なのである。
酒も人相である。
小振りの、お酒用に作られたグラスに注いだお酒の色艶を見るとそこに表情がある。
やっぱりいいお酒はその人相がいいのである。
人相というより雰囲気がいいのである。
呑むまでもなく、そのお酒がもっている香りを見ただけでそのお酒の品を感じるのである。
感じるというよりもそのお酒の地が伝わってくるのである。
それがいい表情をしているときは、うまそうな雰囲気をたたえているという。
それが寂しいときには、お酒に馥郁がないと書くのである。