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笑い話のついでに「菊正宗ピン」を呑んでみる
キクマサ「ピン」が丸米仕込・蒸米仕込という本来の造り方の正統性を前面に出して
その味わいを押し味(おしあじ)が強いのでうまいと称しているので
その1合紙パックを買ってきて呑んでみた。
近所のスーパーで147円だったから、1升なら1470円ということになる。

菊正宗がいうには、他社は原価を下げるために液化仕込や米粉仕込で造っているが
キクマサは昔からの真っ当な手法で、すなわち米からお酒を造っているというのである。
そのお酒が1升1470円の酒なのである(ただし、実勢価格は2Lで990円ぐらい)。
もしその値段でそれがうまかったら奇跡のお酒である。

庵主が普段買ってくるお酒が四合瓶で1600円前後の酒だからである。
その値段でも結構期待ハズレのお酒が多いというのが現実なのである。
うまいお酒を期待してというよりも、好奇心が疼(うず)いて「ピン」を口にしてみた。
呑んでみたら、味は、米の酒というよりは添加したアルコールの味が先に感じられる。

発泡酒とアルコールを混ぜたビールみたいな酒(似非ビール)が造られているが、
「ピン」は、日本酒のそれである、まずいお酒は米の無駄遣いである。
菊正宗はアルコールの添加で原価を下げたのである。
いっちゃ悪いが、庵主には、他社の造りと比べても五十歩百歩としか思えないのだが。
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by munojiya | 2007-11-30 00:55 | Trackback | Comments(0)
笑い話
菊正宗の「ビン」淡麗仕立が今回の笑い話である、やびへびなのである。
その売りが「丸米仕込」(まるまいしこみ)である。
そのキャッチコピーが大手酒造メーカーの現状を暴露していてお笑いものなのである。
菊正宗は真面目に主張しているのだろうが、庵主の苦笑をさそうコピーである。

「『丸米仕込み』とは、良質な粒揃いのお米を丹念に磨き、麹を惜しまずに使う
伝統的な酒造りの手法です。『ピン淡麗仕立』は、丸米と麹の使用により
お米の持っている本来の旨みを引き出し、
淡麗でありながら旨・辛・ピンのバランスの取れた味わいが特長です。」

これを読むと、菊正宗は屑米とか酵素剤で造るお酒が標準なのかと邪推したくなる。
庵主が呑んでいる蔵なら当たり前のことである丸米仕込が売りになるというのだから
菊正宗の他のお酒の造りは推して知るべしである、呑むに堪えないということである。
念のため、そのHPを覗いてみたら、真意はこうだった。

「菊正宗」は、米を精米して蒸米から造る伝統的な方法でお酒を造っているが、
他社は原価を下げるため「液化仕込(えきかしこみ)」とか「米粉糖化(こめことうか)」
という庵主には意味のわからない方法で造っているのが実態だというのである。
ね、普通酒というのはどうやって造ってるのかわからない加工食品そのものでしょう。
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by munojiya | 2007-11-29 01:58 | Trackback | Comments(0)
うまいお酒が呑みたい
庵主はうまいお酒が呑みたい。
うまいアルコールが飲みたいわけではないのである。
だからお酒にアルコールをたっぷり混ぜた酒税法上の清酒は好奇心の対象でしかない。
まっとうなお酒が呑みたいのである、いいお酒のうまさに酔いたいのである。

お酒は自分では造ってはいけないことになっている。
だから、お酒が呑みたくなったら商品としてのお酒を手に入れるしかないのである。
商品だからその品質はピンキリである。
商品はピンとキリがなくてはならないからいい酒とそうでない酒があってもかまわない。

その中で庵主はただひたすらうまいお酒を選ぶということである。
うまいお酒というのは庵主の好みに合致(がっち)しているお酒ということである。
庵主の体が喜んで受け入れるお酒だということである。
そして一度呑んだらまた口にしたくなるお酒だということである。

中にはあるのである、一口呑んだだけでもう二度と呑みたくないお酒が。
さらには、一瞥しただけで呑む気が起こらないお酒もあるがそれは経験則による。
その反対に、えもいえれぬうまいお酒が本当にあるということである。
理屈でうまいのではなく、官能的にうまいお酒である、呑むならそういうお酒である。
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by munojiya | 2007-11-28 01:58 | Trackback | Comments(0)
加食
過食ではない、加工食品のことである。
今日の食品はその多くが加工食品として販売されている。
即席ラーメンとかレトルトカレーなどの工場で作った食品のことである。
一言でいえば、人間の食い物ではないということになるが背に腹は代えられない。

それは食事というよりも餌といった方がふさわしい食い物なのであるが、
加食でもとりあえずは腹を満たすことができるからである。
加食というのは、その目的が家庭で作るようなうまくて安全な食い物ではなく、
商品として儲かる見掛けのいいそれなりにうまい食い物であるということである。

消費期限の捏造(ねつぞう)や不正直な表示は当たり前の世界である。
加工技術がどんどん進化しているから、表示を見ても何の役にも立たないのである。
日本酒の表示を例にとると、庵主は純米酒とアル添酒の区別がつかないのである。
これはアル添酒だと思ったお酒の表示を見ると純米酒だったということがよくある。

呑み手が判断できない表示などはあってもなくても同じだということである。
頼るは自分の味覚だけだから、呑んでうまければどうやって造ってもかまわないのだが、
日本酒の7割を占める普通酒についていえばそれは加食なのである。
その目的が上述の内容を越えるものはほとんどなくて、実質は代用日本酒なのである。
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by munojiya | 2007-11-27 02:16 | Trackback | Comments(0)
「剣菱」の味わいは本干し大根の味わい
「剣菱」(けんびし)というお酒がある。
一昔前なら、ひときわうまいお酒の代名詞だったお酒である。
もちろん、いまでもうまいお酒に列するお酒ではある。
ただし、その味わいは庵主には旧来の味わいの線上にあるお酒としか感じられない。

今の沢庵漬けは、漬け汁につけるモダンな味わいのものがほとんどである。
旧来の本干し沢庵は味がしっかりしているのは分かるがその味わいは今では古くさい。
庵主の舌はすでに伝統的な沢庵の味わいを受け付けなくなっているということである。
よって「むの字屋」で勧めているうまいお酒というのはモダンな味わいの酒なのである。

庵主は昔の「剣菱」の味を知らないから想像の域を出ないが、
今日の「剣菱」の味わいも往年のそれと比べるとかなり軽くなっているはずである。
それでも庵主が勧める現代日本酒の軽妙な味わいに比べると重いのである。
現代日本酒が軽妙な酒質なのに呑めるというのは、そこにうまい味があるからである。

そのうまい味を吹っ飛ばしてしまって、ただアルコールに依存するのが普通酒である。
酒のうまさを求めるのではなく、酔えれば酒だと割り切った考え方による酒造りである。
そういうお酒を呑んで幸せになれる人はそれはそれで十分恵まれている人なのである。
ただ庵主は不幸なことに、お酒はうまいものでなければ呑めないである。
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by munojiya | 2007-11-26 00:53 | Trackback | Comments(0)
庵主の場合
庵主は、空腹だったら何を食べてもうまいと聞かされて育ったが、
それが嘘であることは身を持って体験していることである。
まずいものは空腹のときに食ってもやっぱりまずいのである。
それどころか、体力が落ちているときには、まずいものは食えないことがある。

夏場の食欲が落ちているときのことを考えれば、だれもが思い当たるはずである。
おなかがへっていても体がまずいものを受け付けないということなのである。
まずい物が平気で食えるときは、体力が十分にあるときなのである。
同様にお酒のうまいまずいは自分の体がうけつけるかどうかで判断できるのである。

まずい酒は飲み込むことはできるが、しかし心に満足感が残らないのである。
かえってむなしさが残るだけに精神衛生によくないということである。
うまいお酒は呑もうと思わなくても体がそれを受け入れてしまうものなのである。
心身一体となって楽しめるのがうまいお酒である。

うまいお酒を呑んだ時の満足感は、うまいご飯を食べた後の満腹感とはちがって、
心が豊かになれるということである、その余韻が気持ちいいのである。
お酒のうまさはより精神的に満たされた気持ちを味わわせてくれるのである。
その時の気持ちは十分な幸せに満ちたものなのである。
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by munojiya | 2007-11-25 00:56 | Trackback | Comments(0)
幸せ、それとも不幸せ
味にこだわる少数派のことを幸せ組と書いたが、
はたしてそれが本当に幸せかどうかは考えものなのである。
まず、こだわるという言葉自体が本来はマイナスの評価だということである。
どうでもいい些細なことに異常な執着を示す行動をいう言葉だからである。

昨今は大して変わらない違いに興味を示す熱心さを讃える場合にも使われているが、
興味のない人からその行動を見ると物好きな暇人としか思えないのである。
だいたい、食い物の好き嫌いがあるという人間は未熟としか見えないのである。
ピーマンが嫌いとか、人参が食えないという大人を見たら同情するより呆れるだろう。

いい大人が子供みたいな偏狭な味覚しか持っていないことに未熟さを感じるからである。
もっとも蕎麦アレルギーの人は蕎麦を食べると生死に関わることがあるというから、
同様にピーマンアレルギーとか人参アレルギーというのがあったら話は別であるが。
食い物の好き嫌いをいう人は人間の幅が狭いと見られるということである。

さらに、うまいとかまずいとかを論じる人間を見たら、しかも、それがお酒の話なら、
そんなことにしか興味はないのかと幻滅されること必定である。
日本では味にこだわる人は小人(しょうじん)としか見られないということなのである。
うまいまずいが分かるゆえに、それはかえって不幸なことなのかもしれないのである。
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by munojiya | 2007-11-24 10:12 | Trackback | Comments(0)
うまいから飲まれているのではない、安いからなのである
この「むの字屋」は、うまいお酒を呑むことを慫慂するために書き続けているが、
しかし、世の中の人は必ずしもうまいお酒を求めているわけではないのである。
「むの字屋」では、「うまい」を味わうことを至上の悦(よろこ)びとして
ひたすらそれに向かっているが、世でそういう人は少数派なのである。

では、世の中の人はどんなお酒を求めているのか。
普段呑むお酒は値段が安いお酒なのである。
安くてそこそこに呑める酒なのである。
お酒の価格が重要な要素となっているということである。

うまいことよりも安いことが優先されているというのが現実なのである。
ビールと代用ビールの世界でそれが顕著に証明されている。
麦芽を使って造る本来のビールとその紛い物のビール様飲料が売られているが、
今では紛い物ビール、庵主の言葉で言えば代用ビールの方が売れているのである。

お酒を呑む時にそこそこの味わいがあればそれでいいという人が少なくないのである。
むしろ味にこだわる呑み手の方が少数派であるということである。
その現実が日本酒でみると特定名称酒30%、普通酒70%という生産量なのである。
「むの字屋」をわざわざ訪ねて来られる方は、実は幸せ組に属する少数派なのである。
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by munojiya | 2007-11-23 01:58 | Trackback | Comments(0)
有機栽培米で造ったお酒はうまいか
この「むの字屋」は、うまいお酒を呑むことを慫慂するために書き続けているが、
しかし、世の中の人は必ずしもうまいお酒を求めているわけではないのである。
「むの字屋」では、「うまい」を味わうことを至上の悦(よろこ)びとして
ひたすらそれに向かっているが、世でそういう人は少数派なのである。

では、世の中の人はどんなお酒を求めているのか。
普段呑むお酒は値段が安いお酒なのである。
安くてそこそこに呑める酒なのである。
お酒の価格が重要な要素となっているということである。

うまいことよりも安いことが優先されているというのが現実なのである。
ビールと代用ビールの世界でそれが顕著に証明されている。
麦芽を使って造る本来のビールとその紛い物のビール様飲料が売られているが、
今では紛い物ビール、庵主の言葉で言えば代用ビールの方が売れているのである。

お酒を呑む時にそこそこの味わいがあればそれでいいという人が少なくないのである。
むしろ味にこだわる呑み手の方が少数派であるということである。
その現実が日本酒でみると特定名称酒30%、普通酒70%という生産量なのである。
「むの字屋」をわざわざ訪ねて来られる方は、実は幸せ組に属する少数派なのである。
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by munojiya | 2007-11-22 02:50 | Trackback(1) | Comments(0)
2時間では無理だった
2時間では酔いがさめるわけがなかった。
試飲会があって、気になる会だったので4時から1時間ほど試飲したのである。
5時に呑み終えれば7時からの用事までには酔いがさめるだろうと甘く見ていた。
大した量は呑んでいないと思っていたが、それなりの量を呑んでいたのである。

ようするに庵主はお酒に対する好奇心は大きいのに酒量は小さいのである。
アルコールを一滴口にしただけで酔いがまわってしまうのである。
ただし酔いがまわってくるまでに数分のタイムラグがあるから、その間はまだ素面なので
おっ、今日は呑んでも大丈夫かなと勘違いしてしまうが酔いは確実にまわってくる。

1時間で分解できるアルコールの量は庵主の場合は概算で7グラム覚えている。
アルコール度数が15度のお酒を1合呑んだときのアルコール摂取量は、
180ML×15%で27MLとなる。
アルコールの比重は0.792だから、27ML×0.792で約21グラムである。

21グラムを7グラムで割ると3となるから酔いがさめるまでに約3時間余かかる。
かりに10MLずつ試飲しても18杯で1合になるから、
いくつかの蔵のお酒を試飲したらそれだけの量でおさまるわけがないのである。
そもそもお酒を呑んで2時間で酔いを覚ませると踏んだのが甘かったのである。

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1時間で分解できるアルコルールの量は、
体重1キログラム当たり1時間に0.1グラムだという。
体重70キロ前後の庵主の場合、
0.1グラム×70kg=7グラムが1時間に分解できる量だというわけである。

アルコールの分解時間に関する面白いHPはこちらです。

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by munojiya | 2007-11-21 01:51 | Trackback | Comments(0)