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090911 波瀬正吉杜氏のお酒はどこにあるか

波瀬正吉杜氏のお酒がうまいというなら、そのお酒はどこにあるのか。
残念ながら、波瀬杜氏はこの7月に亡くなったのである。
したがって、今年の造りからはそのお酒が呑めなくなってしまったのである。
では、もう波瀬杜氏が醸したお酒は呑めないのかというとそういうことではない。

去年(酒造年度で)波瀬杜氏が醸したお酒が今はまだ出回っているからである。
酒造年度というのは7月1日から翌年の6月30日までをいう。
すなわち、今年(2009年)の6月までに造られたお酒は去年の酒ということになる。
いま出回っているお酒は、通年醸造をしている大手の酒以外は去年の酒なのである。

「波瀬正吉」と名付けられた大吟醸はいくつかの百貨店で買うことができる。
庵主が「開運」を奨めるのは容易に手に入れることができるからである。
うまい日本酒は数有るのだが、入手するのが難しいものが少なくない。
実際に呑めないお酒を奨めても意味がないから、まずは「開運」なのである。

一番確実なのは、「開運」を置いているお酒が分かっている居酒屋で呑むことである。
「開運」にも、純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、純米、本醸造と造りの違うお酒がある。
どれを呑んでも外れはないが、醗酵食品であるから必ずしも当たりではないこともあるのだ。
真っ当な居酒屋なら、間違いなくうまい「開運」が、「波瀬正吉」が呑めるのである。
by munojiya | 2009-09-11 01:57 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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