090921 セックスとは、ぬくもり・匂い・相手の重み
「婚う」と書いてあるのを見て、庵主は、「まぐわう」と読んでしまったが違うのかもしれない。
それを「和む〈なごむ〉」と書いていた人がいたことを思い出した。それでもいいか。
その婚う行為がセックスではないのである。それは見掛けであってその本質はというと。
男と女の気の交流のことをセックスというのだが、それをうまくいう言葉がないのだ。
男と男、若しくは女と女の気の交流が不自然とされるのは
その行為は気の交換をいうから、電気でいえば、+と+、-と-では通電しないからである。
はっきりいってそれは甲斐のない行為だということである。それを変態と呼ぶことがある。
お酒を呑むということは、酔っぱらうことである。
アルコールに体が反応することである。アルコールで体を弄〈もてあそ〉ぶ娯楽である。
よい方向に反応したときは美酔である。逆は宿酔とか他に及ぶときは酒癖が悪いという。
お酒を呑んでも酔いを避けるというのは甲斐のない呑み方だということである。
庵主は、アルコールの致酔作用を避けてそのうまさだけを掬っているのである。
アニメの美少女マニアが嗤われるのは表面だけをなぞってそれで満足しているからである。
セックスでいえば、相手のぬくもり・匂い、その重さの美味さを知らないようなものである。
だから庵主の飲酒を変態だといっているのである。観念的なセックスと似ているからである。