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091202 美しい物

庵主は、美意識は差別の根源だと思っている。
いまは、差別はいけないというのが建前世界の主流であるが、
それは、庵主とは別の道である。
庵主は、美しいものが好きだからである。

庵主は、うまいお酒はそれが美しいから好きなのである。
だから、美しいものを愛でて、そうでないものは無視するのである。
一方で、差別主義者は美しくないものをことさらあげつらうのである。
視線が、両者は逆方向を向いているということである。

情報は、色は着いているかもしれないが、美意識とは無縁の無味乾燥な世界である。
絵画も、お酒も、そして本も情報を包んでいる美しさがうまいのである。
書籍を、中身の情報が本質だと見る人は浅い。本の美しさはその手触りにあるからである。
美しさ、それがないと世の中はつまらないのである。自分の美意識に叶う快感である。

お酒は、うまいと感じるものはその美意識を満たしてくれるものである。
対して、普通酒などのお酒は剥き出しの情報だから味もそっけもないということである。
味覚は、視覚が観念的であるのと違って官能的だからその美しいものは悦楽なのである。
庵主は、美しいお酒で悦楽にひたっているのである。その感興をおいしいというのである。
by munojiya | 2009-12-02 01:05 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya