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091215 番外篇 エイ容疑者

可哀相なのは永六輔さんである。
犯罪の報道で、容疑者段階の“犯人名”をよくA容疑者と匿名で呼ぶことがある。
それを聞くと、永さんが犯罪人(容疑者であるが)であるかのように聞こえるのである。
犯人のA少年は、とニュースで聞くと、庵主はつい長い顔の少年像を思い浮かべてしまう。

で、庵主は文中にアルファベットが出てくるのが嫌いなのである。
庵主には、A少年と書いてあるよりも、甲少年とか乙容疑者とあるのが望ましい。
もっとも、逆にそれが目立つから略号であることがすぐ分かるので明瞭でいいともいえるが。
まんが「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲は、それを「あ」先生とか、「い」夫人と書く。

なるほど、その手があったかである。
日本人ならそれを平仮名、外国人系の人ならカタカナで書きわければさらに分かりやすい。
ロッテのオーナーである「シ」さんとか「熱海殺人事件」の「ツ」氏といった具合である。
もう一つ、庵主が嫌いなのはカタカナ言葉である。その部分だけ締りがなくなるからである。

たとえば、センチメートルとだらだら書くよりも漢字で糎と書いてある方が字面が締まる。
なんとかマンションとか、かんとかビルディングとか、なになにホールディングスなどは
その片仮名部分を一文字で書ける漢字が欲しい。字数が多すぎて煩わしいからである。
そういえば、「アンフィルタード・サケ」というお酒があるが、無濾過の酒なのである。

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で、庵主は、A・B・Cに代用する漢字を考えているのである。サンズイを使うのである。
「サンズイに英」・「サンズイに美」・「サンズイに水」といった具合にである。
シャ・シュ・ショは、「サンズイに者」、「酒」、「サンズイに処」である。
いけない、サンズイに者は「渚」、酒はそのまま「シュ」だった。お遊びである。

by munojiya | 2009-12-15 00:28 | 番外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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